1,600度の高温で熔解したガラスを溶融金属の上に浮かべて製板するのが、フロート製法です。

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ガラスができる工程

 

ガラスには様々な作業工程があります。

 

有名なのは原始的なガラス細工のように筒状の棒の先にガラスを付けて、回しながら息で膨らましていく方法があります。

 

テレビの工芸体験でこうしたガラスの作業工程をご存知の方も多いでしょう。

 

しかし、生活に身近な窓などに使用される板ガラスはどのように作られているのでしょうか?

 

ここでは板ガラスの製造方法の中でも最もメジャーなフロート製法の工程について紹介します。

 

 

ガラスができる工程

5つの工程があることを手で現す男性

フロートには主に5つの工程があります。

  • 調合
  • 溶解
  • 製成
  • 徐冷
  • 切断

それぞれ詳しく紹介します。

 

調合

調合はガラスの原材料を混ぜる工程です。

 

ガラスの原材料は砂や石をベースにした珪砂、ソーダ灰、石灰などがあり、他にもガラスの素材によって様々な砂や石を混ぜます。

 

ガラスの材料については「ガラス何でできているのか?」のページでも詳しく説明しています。

 

 

溶解

ガラスの材料を調合したら、1,600度の高温で溶解します。
そうするとガラス細工などの原型のような粘土状の赤くドロドロした状態になります。

 

 

製成

調合、溶解まではほとんどのガラス製法で共通の工程です。

 

溶解してドロドロになるまで熱せられたガラスをどうやって製成するかで製法が変わってきます

 

代表的なフロート製法の場合は、溶融金属の上に溶かしたガラス生地を浮かべ、厳密な温度操作をして均一に溶かした状態で広げて板状にしていきます

 

 

徐冷

製成したらガラスを冷やして固まらせます。

 

溶解したガラスは冷ませば単純にかたまりますが、徐冷も温度管理をしっかりしないと、ガラスが割れたり強度が弱くなってしまいます

 

徐冷を正しく行う事で強いガラスが作られます。

 

 

切断

板ガラスは実用される一般的な窓枠の大きさに1枚ずつ作られるのではなく1枚の大きなガラス板で製造して、その後切断をして一般的なガラスになります。

 

切断をされればガラスの製造工程は終わりですが、ガラス工場ではその後厳しい検収や搬送中に割れたり傷つかないように包装をして出荷となります。

 

また、これらはガラスの種類のなかでも平凡なフロートガラスの工程です。

 

その後、別の工場に持ち込まれ、ペアガラスや合わせガラスに加工される場合もあります。